442. 韓国人も知らないアリランの秘密

韓国語教室の受講者さんからの質問です。

「アリラン峠はどの辺にあるのですか？」

北朝鮮でも韓国でも歌われる民族の恨の歌。

♬　아리랑 아리랑 아라리요

아리랑고개를 넘어간다

나를 버리고 가시는 님은 

십리도 못 가서 발병 난다

アリラン　アリラン　アラリヨ～

アリラン峠を越えていく

私を捨てて行かれる方は

10里も行けずに　足が痛む

我離郎　我離娘　我羅離요

私を離れていく男、私を離れて行く女

私から森羅万象すべてが離れていくようだ。

私を離れて行く人がアリランの峠を越えていく…

高麗の末期、李氏朝鮮を建国する李成桂に対して

最後まで寝返らず忠誠を誓った高麗の遺臣たち

杜門洞72賢人。

アリラン峠を越えていく男女の切ない別れの歌は

李氏朝鮮の建国に背を向けた高麗の遺臣たちの

忠誠心を歌った歌でもあるのだそうです。

そのような歌だから北朝鮮でも韓国でも愛され

歌い続けられているのです。

釈迦が岳　ハト峰

441. やめるのが下手な国

 ある会議の終わりに人々が席を立ちはじめた時、

こんな言葉を言う方がおられました。

「日本人はやろうと決めたら皆が一致団結してやる。

ところが、やめるのは下手でズルズルと先延ばし

してしまう」と。

第2次世界大戦で劣勢が明らかな中でも抗戦し広島、

長崎の原爆投下をみてようやく敗戦を見ることと

なりました。

この会議があったのは4月15日だったのですが、

ここに来てますますその言葉の意味深さを実感し

ています。