2024年4月23日火曜日

575. 俳句、短歌、連歌の上の句575

万葉の時代から歌われている古代日本の文学の世界

額田王の「熟田津に 船乗りせむと 月待てば

潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな」という歌は、舒明

天皇(息長足日広額天皇)と中大兄皇子(のちの天

智天皇)らが百済に援軍を送る時の湊での光景だと

されています。時の天皇や皇族の歌から庶民の歌ま

で歴史の生きた証人として、その時代を検証する材

料として古文を学ぶ価値は多々あると思います。

ペンネーム額田王(ぬかたのおおきみ)はさぬかた

(坂田)のおおきみのことであると坂田郡誌で見た

ことがあります。天智天皇の子、弘文天皇の孫とさ

れる淡海三船という人物の名前も意味深で、琵琶湖

に浮かぶ三つの船は渡来三国人(百済人、高麗人、

新羅人)のことを言うのでしょうか。古代三関(愛

発関、不破関、鈴鹿関)のことなのでしょうか。三

つ巴の神社やお寺のマークと共に天智天皇と大海皇

子(後の天武天皇)の間にいた額田王、そして天下

分け目の戦いがなされた関ヶ原の不破の関での壬申

の乱の大海人皇子側の勝利。滋賀の古い地名を辿る

とまだまだ新しい発見がありそうです。

2024年4月14日日曜日

574. 韓国の国政選挙の結果考察

尹政権が5年任期の3年目に突入するこの時期に、

任期4年の国会議員選挙が挙行されました。

結果、従前からのねじれ状態が更に深化しました。

韓国国民の現政権に対する認識がはっきりと表明さ

れたことで、日韓関係は今後また難しい局面に向か

うことは否めないでしょう。

今回の選挙で台風の目となった祖国革新党は、祖国

と同じ発音をする曺国氏がチョグク党として、ユン

政権打倒を旗印に、最大野党、共に民主党の李在明

代表のことをよく思わない人たちの心を掴み、ムン

ジェイン前大統領の支持基盤から、比例代表のみの

政党として立ち上げた政党です。選挙戦の後半に入

って一気に世論を巻き込んで、予定していた10名

から更に2名を追加当選させました。

そもそも文政権での法相時代に、次々と現れたスキ

ャンダルで玉ねぎ男と称された曺国氏が、当時検察

庁長官だった尹錫悦大統領とは深いご縁があるよう

で、スーパーでの特売ネギの価格コメントでマスコ

ミに叩かれ、野党のネギパフォーマンスによって、

投票時ネギ持ち込み禁止なる選管の発表が行われる

など進歩系運動家のペースにはめられた。

ネギと玉ねぎの選択で玉ねぎを選んだ消費者いや有

権者は、各地域でほぼ2択の小選挙区でどちらを選

ぶのかという極めて分かりやすい構図で野党を支持

した。国家革命党というある意味有名な政党があり

ますが、今回はその名称もうまく利用した祖国革新

党の勝利によって、国民の力の韓東勲氏の恐れてい

た犯罪者が牛耳る巨大野党集団が、尹政権を追い詰

めていく


ということになるのでしょうか。

2024年4月13日土曜日

573. どこから来たのかという話

NHKの古代史ミステリーを見ているとミステリー

という単語を使うことによって、あえてどのような

ルートを辿って、渡来人がやってきたのかという地

図表記の中で、敦賀湾上陸、愛発関越えのルートを

隠していた。意図的なのか、或いはまだ気づいてい

ないのか、まさにミステリーではあります。

古代の建築技術は、現代の社寺建築の専門家をして

も感嘆せしめる内容が備わっており、その技術の伝

承に日々努力されています。

甲良大工の伝統を継承する社寺建築の匠の紹介

社寺建築・設計施工 西澤工務店 (nishizawa-komuten.com)