2011年2月18日金曜日

103.高矢禮(ゴシレ)

ヨン様プロデュースの本格的な韓国伝統料理店「高矢禮」が2月末で休業するとか。しかし、錦糸町と名古屋の「高矢禮 火」はそのまま営業するようです。http://www.gosireh.com/hwa/

 “高矢禮”とは、大切な食べ物に対する、韓国の伝統から生まれた礼の心を意味するとされます。野外で食事をする前に「高矢禮(ゴシレ、コシネ、gosirye)」と叫んで、食べ物をちぎって投げること、土神と水神(五行)に食べ物を捧げるという意味があるようです。

< 昔むかし、或るところに高さんという人が住んでいました。
高さんは、たいそうなお金持ちで、旅人や周りの人たちが困っていたら、食べ物をふるまうなどして、助けてあげました。
みんなに良くしてあげたので人々は高さんに対して、いつも感謝の思いをもって生活していました。

ある時、風の便りに、その高さんが亡くなったことを知った高さんから恩を受けた人たちは、“その霊にでも食べてもらいたい”と、自分たちが食事をする前に、先ず、고씨네 コシネ と言いながら食事をまいて気持ちを伝えたのだということだそうです。 >

<告祀のあと、また山野で飲食をするのに先立って「コシレ(고시례)」と唱えながら食べ物をまいて、高矢氏に対する礼を表す風俗を語源とする。高矢禮は、桓雄が開いた倍達国で主穀を司ったとされる(BC3898年)人物。桓雄は、桓因の庶子で、桓因から3つの天符印を与えられて太伯山の神檀樹に下ったという神話に登場する。人間になりたいと訴えた虎と熊にヨモギと蒜(ニンニク)を100日間食べ続け、太陽の光を見なければ人間になれると教えたのも桓雄。虎は途中で放棄するが、熊は人間の女性になり、この女性と桓雄の間に生まれたのが檀君王倹だとされる(檀君神話)。その後も高矢一族は食物関係の事柄を司ったものとされている。>

いろいろな説が他にもあるようです。

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