2023年10月7日土曜日

546. 犬上の鳥籠の山なる不知哉川・・・

いぬかみのとこのやまなるいさやかは

いさとを聞こせ我が名告らすな

~万葉集11巻2710番歌~

聞かれても知らないとおっしゃってください。

私の名は伏せておいてくださいね。

枕詞よりも長く、使い方が固定的でない序詞

(じょし、じょことば)というそうです。

知らない、分からないという意味の「いさ」を導く

為に詠まれたのだそうです。

万葉の時代においてもどこの山なのか何という河な

のか知らないという序詞になるくらい歴史的なある

ものとはいったい何だったのでしょうか?

また、その山を大堀山、その川を芹川と決めつけた

後の世の方々の根拠は何だったのでしょうか。

また、牛頭天王さんは672年7月の壬申の乱を

ご覧になっておられたのでしょうか?



室町時代の1334~1338年間に「いさや川」
の氾濫があったとの記録があるそうです。
かごめ、かごめ籠の中の鳥はいついつでやる…
もうそろそろ出てきてください、牛頭天王さん!

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