養蚕の技術も渡来人を通してもたらされたものの一
つです。先日賤ケ岳に登ったとき、語り部さんがも
う一つの天女の羽衣伝説として、余呉湖の菅原道真
とは別に、昔、琵琶湖の東にも大きな池があり天女
の羽衣伝説があったと話して下さいました。その帰
り道にシルクの糸を作る工場を見つけて見学を願い
出ました。6月の初旬は未だ蚕が来ないので6月半
ばから7月にしか作業しないとの事でした。糸取り
に時期があることも、どのような工程があるのかも
何も知らずに7月に入って再度訪問しました。
お湯の中で繭から糸をとる作業は梅雨の蒸し暑いこ
の時期が一番良いそうで、スポットクーラーでは追
いつかない汗だくの作業場でした。糸を紡いでいく
と最後には蛹のお出ましです。韓国語では蛹のこと
を번데기といいます。잠실チャムシルの地名は蚕室
と書きまさに養蚕の部屋のことです。蚕200キロ
を紡ぐと聞いて、あの軽いカイコ200キロと気の
遠くなる感じがしました。
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