2010年12月12日日曜日

90.日本人が韓国語を学ぶということ

先日、北朝鮮の砲撃を受けた韓国がアメリカとの合同演習をおこない原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀を発ち黄海に向かう中、北朝鮮は“ソウルは火の海と化すだろう”と警告していたころ、ひとりの受講者が姉妹で韓国に行って来られました。

・さすがに明洞を恋人と歩く軍服姿の青年は見られなかった。
・テレビの報道は、なされてはいるが日本のように大きくとらえられてはいなかった。

 3.朝鮮アザミ

等々、いろいろ気付いた点を語って下さいました。
そんな中で、
道に迷っている時、そっと近寄り、目的地まで先導してくれるアジョシ、自分の妻が日本語を少しできるからと携帯で妻と連絡を取り、携帯を差し出すひと・・・など・・たった2泊3日の中での親切な韓国人とのふれあいを通じて、韓国人の行動や発想に驚きと感動を覚えつつ、旅のいい思い出となったことでしょう。何より事が起きなくて無事帰って来られたので周囲はひと安心といったところでしょうか。

“チョヌン ハングンマルル コンブハゴイッソヨ”(저는 한국말을 공부하고 있어요、私は韓国語を勉強しています)の一言に、“カンサムニダ”(감사합니다、ありがとう)という応えが返ってくる国民性。
ゆっくりと頭の中で整理しながら話す韓国語に幼稚園児の話し方みたいだと言われながらも、その言葉の背後に韓国語の上達を待つ親心のようなものを感じ取れる会話のやりとり。

こういった個人レベルの国際交流はお互いの心の壁を取り除くことであり、ひいては歴史的な恨(ハン)の多い日韓関係において、そのひとつひとつをひも解く作業をやっているのではないでしょうか。

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