”かたりあひて 尽くしし人は 先立ちぬ
今より後の 世をいかにせむ"
菅義偉前総理の追悼の辞を締めた山県有朋の詩は
安倍晋三元総理と伊藤博文を重ね合わせるように見
せてくれます。
初代韓国統監として朝鮮半島に赴き1909年10月
安重根の狙撃によって68歳で死亡した伊藤博文の
出身地も山口でした。
その翌1910年に韓国併合がなされ朝鮮総督府が
置かれた。日本の敗戦に至るまでの植民地支配の
はじまりでした。
"今より後の 世をいかにせむ"
安倍元総理の国葬が賛否両論される中でしたが
国葬だったからこそ、その席次の最前列に皇族の
方々のお席が置かれたのだと思います。
このことが国民葬、合同葬との最大の違いだった
のではないでしょうか。
猫とネズミが同居する時代即ち、戦争とコロナ禍
の世の中にあって、詩の下の句が重くのしかかっ
てまいります。
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