2025年9月8日月曜日

636. 葛藤の語源である葛と藤について

石破総理が自民党総裁の退任を表明されました。

党内からの総裁選前倒しの気運と世論調査における

石破総理続投支持の過半数維持が総理自身の判断を

遅らせる原因にもなったようです。葛と藤、どちら

もつる植物で他の樹木や物体を支えに高い所を目指

します。葛は左から右へ、藤は右から左へ巻くそう

です。相反する感情や欲求、意見などが同時に存在

し、どちらを選ぶべきか苦悩し迷う状況。まさに葛

と藤が絡み合って解けない様子が葛藤です。

荒神山の葛の花

ちなみに藤の花は下に垂れて咲きますが、葛の花は

桐の花のように上向きに咲きます。

さて、葛城氏と藤原氏。これらの名前は古代史にお

いて天皇に大きく影響を与えた豪族です。こちらに

葛と藤が入っていて、葛城氏は衰え、藤原氏の全盛

時代が続いていきます。

ここからは、ハンちゃんの見解です。

葛城氏については渡来系豪族で大和葛城氏が有名で

すが、伽耶(加羅)から日本海を通って敦賀に上陸

し、韓来(からき)道(塩津街道)を経て琵琶湖を

渡り、その周辺に定着した高度な様々な文化を有す

る加津羅来の部族が朝廷に召されて大和葛城氏とな

ったのではないでしょうか。大伽耶の中心高霊から

きた渡来人の入植地が甲良町で、歴史ある下之郷は

昔、下江と書いて江州を意味し、そこに鎮座するの

が今の桂城神社であります。少彦名命、国常立尊、

仁徳天皇、宇多天皇、敦実親王、左大辨成頼の六柱

を祀ると「下之郷の歴史」にあります。


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