2010年8月10日火曜日

69.雨森芳洲の結んだ姉妹交流

滋賀県長浜市の富永小学校が、韓国プサン市の蓬莱(봉래)初等学校と姉妹校としての交流をするようになって、21年目を迎えました。これは、江戸時代に朝鮮通信使の往来に関して尽力した高月町出身の雨森芳洲が、蓬莱初等学校の敷地内にあった迎賓館「誠信堂」で、韓国と日本の橋渡しの仕事をしていたとのことから、高月町から申込みを行い、姉妹提携がなされたとのことです。

2002年のワールドカップ共同開催の年以降活発な相互往来がなされ、今年はプサンから校長先生をはじめとして小学生14名教師3名の計17名が先日来日されました。
前回までのホームステイとは趣向を変え、今年はキャンプ形式で日本の夏を紹介する企画で2日間の交流がもたれました。
 今回初めて通訳の依頼を受けその日程に参加させていただき、先生方やご父兄の方々の熱心な対応ぶりに感銘を受けました。
特に、富永小学校の教育方針の柱に、雨森芳洲の教えがしっかりとすわっており、学校と父兄と子供たちがそれぞれの立場でその実践をなしておられるのだということがひしひしと伝わってきました。

ちょうどその日は、高月町に韓国ソウル市内の高校生40名もホームステイで来ていると聞き、それはもう町を挙げての国際交流が実践されていることに、驚きさえ感じさせられました。

0 件のコメント: