1300℃の高温で焼かれる陶磁器は一般的な粘土の
陶器とは異なり陶石を原料とし磁器と呼ばれる。
漆器のことをjapan、陶磁器をchinaという。
こうらeギャラリーに行くと中国の景徳鎮に端を発
した高麗青磁とその後、李王朝時代の朝鮮で発展し
た李朝白磁の両方を観賞することができる。
李朝白磁の虎 |
かつて豊臣秀吉が朝鮮出兵でその魅力に取りつかれ
陶磁器の作品のみならず陶工までをも連れ出し日本
に陶磁器の焼き物を発展させた。李三平の伊万里焼
有田焼、九谷焼などがそれである。
そもそも550~570年代の中国で「神仙思想」
の元に神人、仙人になること即ち不老、長生を願い
追及された芸術作品です。青磁はシルクロードを渡
りエジプトの遺跡からも出土しています。
広口壺は、底が厚く食品を冷めにくくする機能性や
安定性も兼ね備え円満、不動、不屈を象徴する。
その特性は美しい風貌、好触感、透明性、貴重性、
稀少性にあり朽ちない、腐らない、錆びない、カビ
ない、劣化しない、臭わない、変色しない、削れな
い、欠けにくいなどの特徴があり凛とした響き、た
たずまいを持つ天然素材の逸品です。
とりわけ本物の焼き物であり、大理石を削った壺と
は訳が違います。
その他の形状の作品としては深鉢、青磁鳳凰耳瓶な
どがあります。
白磁には虎が好んで描かれていますがこれは、風水
でいう青龍に並ぶ白虎を意味します。青磁鳳凰耳瓶
は天に昇る青龍を象徴する形状をしていますね。
青磁花瓶 |
青磁広口壺 |
集会所にある青磁鳳凰耳瓶 |
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