2022年12月27日火曜日

515. 終末に思うこと

ハルマゲドン、ノストラダムスの大予言、1999年

こういう言葉が飛び交う時代と、今の世界の情勢は

リンクしているように思えてなりません。

ロシア・ウクライナ戦争、北朝鮮の挑発行為、更に

は世界的な異常気象、終わりの見えないコロナウイ

ルスによる停滞感。

このような艱難辛苦の時代にオウム真理教、旧統一

教会等の過激な活動がなされ、その背景には切実な

メシアに対する思いがありました。

しかし、それらは日本では根付かなかった。

何故なら、世界中に様々な神話があり起源について

伝えられていますが、日本神話には世界の終わり、

即ち「終末」が描かれていない。その象徴が国生み

神話において天上の神々がイザナギ・イザナミに語

った「くらげなす漂える国を、修め、つくり、固め

成せ(修理固成)」という言葉だそうです。

日本神話において、人間は神々の子孫です。

そこには堕落もなく終末もありません。

しかし、多様性の時代、日本人の中にも終末を感じ

メシアの再臨を願う人も当然出てきます。

仏教でいうところの弥勒菩薩の出現を待ち望む声も

あります。そういう時代だからこそ、インドのタゴ

ールのいう言葉の重みを嚙み締めます。

「自己中心の文明は隣の国民を焼き尽くす武器を発

明するようになる。くれぐれも『人類は戦わず』を

守るべきだ。」



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