2023年7月28日金曜日

538. 脳は自分と他人を区別できない

ロゴス、言葉は自分の考えを伝える手段です。

このことについて韓国のユーチューブで、興味深い

名言を拾ってきました。

「脳は自分と他人を区別できない」

人間の脳は人類の進化発展に寄与して高度文明社会

を形成してきた。そんな私たちの脳が自分と他人を

区別できないとはどういうことなのでしょうか。

他人のことを罵ったり恨むような言葉を発する時、

脳は自身に発せられた言葉だと理解するというので

す。即ち、「バカ、そんなことも出来ないのか」と

いうような言葉を他人に投げかけると、脳はそれを

自分のことと理解し私はバカだ、そんなことも出来

ない人間なのだと考える。

反対に、他人を褒めたり賞賛すると自分が褒められ

ていると理解する。

自分にいいことは少ないけれども、他人のいい所、

良かったことを一緒になって良かった良かった言っ

て喜ぶと、脳からは良いホルモンが分泌され健康に

なっていくといいます(代理満足)。

以前から言葉の重要性については

말 씨가 된다 (言葉が種になる)

…植えた通りの実を結ぶという意、とか

日本語では、売り言葉に買い言葉(負の増幅反応)

といいますが韓国語では、

가는 말이 고와야 오는 말이 곱다(投げかけが

可愛ければ戻って來る言葉もかわいい)というよう

に良い言葉を極力使う意識があります。

損害保険の仕事をする私などは、リスク管理の観点

から危ない、ぶつかる、そんなことをしたら怪我を

するなどという言葉がつい口から出てくるのですが

言葉には魂が宿ると考えてそういう言葉を極力避け

ようとする傾向が韓国人にはあるように思います。

脳の話に戻ります。投げかける言葉、また言葉には

しなくても、思いの世界においても、他人に対する

接し方が주다(やる、もらう両方の意)と同じよう

に親の目線、天からの目線で相手を見ることが出来

れば問題は起きないのでしょうが・・・



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