2025年3月3日月曜日

613. 金官伽耶のはなし

昔、朝鮮半島は馬韓、弁韓、辰韓の三韓時代があり
ました。馬韓の後には百済が、辰韓の後には新羅が
成立しました。そして、二国の間に挟まれた弁韓の
あとには伽耶が成立したのですが、伽耶は大伽耶、
金官国、狗那国、阿羅伽耶、小伽耶、高霊伽耶、任
那伽耶等の諸国に分かれていました。伽耶は加羅と
もいいます。これらの伽耶国の成立には、檀君神話
とは違った別の伝説があります。
兄の뇌진주일(伊珍阿鼓)が大伽耶を、弟の金首露
が金官伽耶を建国しましたが、そこには金の卵から
生まれたという卵生神話があります。(金海金氏)
金首露王は、天竺のアユタ国から西暦48年に渡来
した許黄玉をを妃に迎えました(10人の内2人は
金海許氏)。
この金官伽耶は鉄の生産技術に優れ鉄器は倭国にも
伝えられました。滋賀県栗東市には鋳物師の足跡が
多く残っています。




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