2025年12月31日水曜日

652. 古代史ミステリ- THE TSUNOUJI

韓国人が苦手な日本語の発音に「ざ」と「つ」があ

ります。ありがとうごじゃいます、寺じゃわさん、

西じゃわさん、宮じゃわさん、と「ざ」が「じゃ」

になったり、津波が「すなみ」大津が「大ちゅ」に

なったりします。もっとも、日本人が苦手な韓国語

の発音は数え上げればきりがありませんけど…

さて、インドネシアのチアチア族の言葉もハングル

で標記するというニュースがありました。

http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2009081243978

それでも韓国語で標記出来ない発音の代表が、上の

「ざ」と「つ」の二つではないでしょうか。

古代に朝鮮半島から発音を持ち出した渡来人が正に

THE TSUNOUJIです。角氏とか津之氏と

呼ばれ、鹿や牛や龍を神様の使いとし、言葉の真ん

中に「津」の文字を入れる等の言葉遊びをします。

「つ」の元となる漢字は、川なのか州なのか津なの

か未だはっきりしないそうです。正にミステリー。

海神(わだつみ)とか時津風とか葛城(加津羅来)

と言って「つ」を挿入したり、ツ部として部首にも

入っており、促音として小さい「っ」も存在し、津

々浦々と踊り字にもなったりと、まさに、日本語を

学ぶ上で欠かせない文字となっております。

意富加羅国(大伽耶)から敦賀に来た都怒我阿羅斯

等(つぬがのあらしと)は、日本書紀では別名を、

「うしきありしちかんき」といったそうです。

洛東江の河津、金海金氏の金冠加羅国が、高句麗広

開土王の新羅救援5万人の派兵により、上流の高霊

に逃れて大伽耶、西方の咸安にのがれて阿羅伽耶、

金海には金官伽耶、固城に小伽耶、星州に星山伽耶

等々と分かれていった模様です。歴史においては、

三国時代といい、伽耶は小部族の集まりとされてい

ますが、これは後の歴史の歪曲であると思います。

伊吹山は意富来山だったのでしょうか。

慶尚北道高霊郡の池山洞古墳群の出土品はユネスコ

世界遺産に登録されて世界の注目を集めています。

新年の高市総理とイジェミョン大統領の奈良での会

談が、日韓関係の進展に寄与するものとなることを

願います。





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