2022年1月12日水曜日

464. 迷走を続ける韓国大統領選挙

 いよいよ2か月を切った韓国の大統領選挙ですが、候補者選びは

とっくに終わっているもののやはり候補者を変えたほうがいいとの

声が両陣営からささやかれる中、第3の候補としてソウル市長選挙

の出馬を途中辞退して国民の力の候補の応援に回った安哲秀氏が

急浮上してきました。

とは言え中道と言われるこの方は右派、左派の範疇からやや抜けた

というだけのことなのでどちらにもつけない人が仕方なしに支持し

始めているに過ぎません。それでは韓国与党勢力約180人の国会議員

を抱えている現政権からの交代はやはりできません。

そのような中2030世代即ち18歳から30代までの若者世代に強く支持

されているのに日本はおろか韓国の巨大メディアからも総スカンされ

世論調査では写真はおろか候補者名も選択肢になくその他の候補として

ひとまとめにされている候補者がいます。許京寧候補です。

この度が自身3度目の大統領選挙でありかつアメリカの共和党との深い

パイプを持ち誰もがヒラリ-の勝利を確信していた当時トランプ大統領

の当選をマスコミで予言し見事的中させた。そしてアメリカのその後の

北朝鮮政策におけるオピニオンリーダーとしての役割を果たした。

文在寅大統領が国連での演説で国連本部を朝鮮半島へと提案していま

したがこれも許京寧大統領候補が最初の大統領選挙の時から言い続け

ている選挙公約の一つです。

私がこの候補について一目置く理由の一つは今後の日韓関係の解決の

筋道をしっかり押さえることが出来るのはこの人しかいないと見るか

らです。重要な問題、すなわち慰安婦、徴用工裁判など韓国の世論は

日本人の常識からは逸脱した論理の展開で日本に詰め寄ってきます。

巨大メディア、政権政党から目の敵にされ無視されつつも対抗候補の

悪口は一切口にせずただ自らの政策のみを訴え続けるこのカリスマ性は

迷走する韓国大統領選挙にあって唯一の灯のように見受けられます。


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